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目次(スライド計111枚)

1 有機金属化合物とは
2 有機金属化合物の一般原理
3 有機金属化合物
 3−1カルボニル錯体
 3−2アルケン錯体
 3−3アルキン錯体
 3−4金属ー炭素σ結合を持つ錯体
 3−5金属ー炭素多重結合を持つ錯体
 3−6メタロセン化合物
4 有機金属錯体の反応
 4−1有機金属錯体の基本反応(素反応)
 4−2典型有機金属化合物の反応
 4−3アイソローバル類似
 4−4有機金属錯体を用いた触媒反応
 

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はじめに:
このサイトは平成15年度に奈良女子大学理学部化学科で開講された授業『有機金属化学』の内容をまとめたものです。本学では3年生の後期に開講しています。前提となる遷移金属元素の化学や錯塩化学を学習してから受講されることをお勧めします。なお,スライドの再生にはInternet Explorer等を利用してください。
作成者 :棚瀬知明
電子メール : tanase@cc.nara-wu.ac.jp

 概要: いわゆる『有機金属化学』は1951年のFischerとWilkinsonによるフェロセン の発見以降飛躍的に発展を遂げ、従来のウェルナー型配位化学にはなかった概念の様々な金属−炭素結合様式や数多くの有機素反応の概念が一挙に明らかとなり、中には工業触媒として実用化されている化合物もある。また、この分野の飛躍的発展は、X線結晶構造解析、NMR分光法、分子軌道法など最先端の物理的分析手法の発展とあいまったものである。本講義では20世紀後半に華々しく発展した有機金属化学の基礎を体系的にわかりやすく講義する。また、本講義の内容は、無機化学(特に、錯体化学)及び有機化学(特に、均一系触媒化学)と密接に関連している。

参考書:
シュライバー・アトキンス・ラングフォード『無機化学』(上・下)玉虫他訳、東京化学同人、§10,16,17
コットン・ウィルキンソン『無機化学』(上)中原訳、培風館
ダグラス・マクダニエル『無機化学』(上下)日高他訳、東京化学同人
山本明夫『有機金属化学』裳華房、
山本明夫監修『有機金属化合物』東京化学同人
中村晃編『基礎有機金属化学』朝倉書店