雪割草
雪割草と言っても花の形態はとっても多様です。うちで栽培している株の一部です。
親からの遺伝情報の変化によってこんなにもいろいろな形態の花が作られます。
さまざまな形態の花が作られる遺伝子の仕組みは、シロイヌナズナをモデル植物として研究が行われています。
現在、花の形態を決定する機構として
ABCモデル
と いう遺伝子作用機構が提案されています。
雪割草の花の形態は、花弁のよじれによる分類を除外すると以下のように分類できる。
花の種類
特徴
標準花
雄しべと雌しべを両方もつ。正常な発現形態。
乙女咲き
雄しべが消失したもの。
二段咲き
雄しべが花弁化した花。花弁化が不十分でかつその長さが短い花は
日輪咲き
と 呼ばれる。
千重咲き
雄しべと雌しべがともに花弁化した花。雄しべと雌しべの花弁化の度合いの違いで三段咲き、妖精咲きなどと呼ばれるものがある。