講義コード 3312380
開設科目名 化学キャリアセミナーⅤ
担当教員 衣川 健一
浦 康之
梶原 孝志
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期集中 その他 その他 その他
授業方法 講義
対象学生 3年次編入生
単位数 1
週時間 (15)



授業の概要
三年次編入生を対象に,三名の化学科教員が研究や仕事またそれに関連する分野について,経験等を含め講義を行う。その話の聴講によって学生が自己の将来や現在の勉学の意義を考えるヒントにする。
学習・教育目標
他の化学科専門科目では純粋に化学の内容を学ぶが,本科目は,現在学んでいる化学がどのように自分自身の将来の進路,ライフステージ,実社会での生活に結びついているのかという点について,その考えるヒントとなりうる話を講義するものである。実際に本学化学科で4年間化学を学んだ後に来る,就職や大学院への進学,そしてその後の女性としてのライフステージを考えるとき,純粋に学問としての化学を学ぶだけでなくこういった現実的な観点を考えることも必要であろう。本講義では三名の化学科教員より研究・仕事の最前線やキャリアライフの話を聴講し,学生がその将来のキャリアを化学をもとに考える糸口を探るきっかけとする。
キーワード
(衣川)理系、化学系、実社会
(梶原)学問,コミュニケーション,実社会
(浦)化学系女性,人生設計
授業計画
1.「理系・化学系の大学での学問と実社会での仕事」担当:衣川健一
 理系ないし化学系で学ぶことと大学を出た後の実社会での仕事や生活、人生との関わりについて考えてみたい。

2.「大学での学問の学び方,実社会での学問への接し方」担当:梶原孝志
 大学において学問を学ぶということは,知識を吸収することよりも,新しい知識をどのように理解するかということに重心がおかれている。在学中は講義,実験,研究活動をとおして様々な問題の解決に向けたアプローチの方法と,その成果を公開するためのコミュニケーション技術を修得するが,そのような経験が卒業後の実社会においてどのように役に立つものであるかをいくつかの例をもとに検討する。

3.「化学系女性の人生設計考」担当:浦 康之
 学生時代から現在に至るまで複数の国内外の大学および研究所において化学の研究と教育に携わってきた自身の経験と,その間に出会った化学系女性の方々の生き方を参考に,これからの化学系女性の人生設計について受講生と共に考えたい。
教科書
1. 特になし
参考書
1. 必要に応じ,講義中に適宜紹介される。
成績評価方法
出席状況とレポートなどで総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
05050
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科共通系特別科目。三年次編入生対象。4回生までに毎年開講される化学キャリアセミナーI~Vのうち2科目以上の単位を取得することが必要。
講義は1回の時数5時間で3回に分けて行う。
聴講した内容を振り返り、自分自身の将来についてよく考える時間をもつこと。
更新日付 2012/12/21 18:41:15