講義コード 3312130
開設科目名 機器分析法Ⅰ
担当教員 竹内 孝江
片岡 悠美子
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 前期 木曜日 7・8時限 A201
授業方法 講義
対象学生 2回生
単位数 2
週時間 2



授業の概要
物質を探求する手段や目的によって分析化学を分類すると、化学分析と計測機器を利用する機器分析に大別できる。機器分析は、迅速、高感度、高選択、自動あるいは連続分析、直接測定、非破壊などの特徴がある。本講義では、(1)分光分析法、(2)電気化学分析法、(3)クロマトグラフィー、(4)質量分析法の機器分析法について、その基礎理論と新しい手法について講義する。
学習・教育目標
講述される各分析法において、利用される化学的あるいは物理的性質と分析法との関連、用いる機器の構造と動作原理、測定原理と理論を理解する。また、各分析法の利点と欠点、実際の分析における注意点を知る。さらに、得られたデータを利用して、定量分析、定性分析、化合物の物性評価、構造解析を行うための方法を知る。
キーワード
可視紫外・赤外吸収、電位差分析、ボルタンメトリー、ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、電気泳動法、質量分析法
授業計画
  1)分光分析法(片岡)
第1回  紫外可視吸収              
第2回  発光分光法
第3回  赤外分光法           
第4回  原子吸光法           
  2)電気化学分析法(片岡)
第5回  電気化学の基礎
第6回  電位差分析法
第7回  ボルタンメトリー、伝導度分析法
第8回  中間試験と解説 
  3)クロマトグラフィー(竹内)
第9回 クロマトグラフィーの基礎理論
     カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、
第10回 ガスクロマトグラフィー
第11回 液体クロマトグラフィー、イオンクロマトグラフィー、電気泳動
  4)質量分析法(竹内)
第12回 イオン化法
第13回 質量分離法
第14回 ハイフネーテッド法(GC/MS、LC/MS、IMS/MS)、タンデム質量分析
第15回 フラグメンテーション解析
第16回 期末試験

次回の授業範囲を予習して授業に臨むこと。
教科書
1. 機器分析のてびき 第2版 泉 他 監修 化学同人 1996年
2. 現代質量分析-基礎原理から応用研究まで 高山・早川・瀧浪・和田編 化学同人 2013年
参考書
1. 入門機器分析化学 症野・脇田 編著 三共出版 1988年
2. これならわかる機器分析化学 古田直紀 三共出版 2010年
成績評価方法
出席状況(授業態度)と筆記試験を総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
700010020
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科共通系講義科目(選択科目A群)。時間外学習:次回の授業範囲を予習して授業に臨むこと。参考書の追加:「電気化学測定マニュアル」、電気化学会編、丸善、2002年、978-4-6210-7026-0、連絡先:片岡(B1309室、0742-20-3392)、竹内(C317室、0742-20-3966)
更新日付 2012/05/15 11:09:39