講義コード 3311300
開設科目名 高分子化学
担当教員 岩井 薫
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期 火曜日 5・6時限 A201
授業方法 講義
対象学生 3回生
単位数 2
週時間 2



授業の概要
本講義では,高分子化学への導入として,高分子の概念,高分子物質の性質,高分子化合物の合成など高分子化学の基礎について概説する。続いてビニル化合物のラジカル重合等の重合方法,素反応,および反応速度論など高分子化合物の合成について詳しく解説する。また,本講義では私たちの身の回りで役立っているさまざまな高分子物質についても実物を示して紹介する。
学習・教育目標
高分子の概念,高分子の合成と性質など高分子化学の基礎について学ぶ。また,ラジカル重合を始めとする高分子合成の方法や反応速度論について学び,理解する。加えて,実際に社会で活躍する高分子の具体例を体験することで高分子に対する理解を深める。
キーワード
高分子化学の基礎,ラジカル重合,イオン重合,機能性高分子
授業計画
以下の項目について講義を行う。
1)高分子とその特徴(1回)
2)高分子の構造と物性(1回)
3)高分子の合成方法
  3-1)ラジカル重合(4回):
       重合の方法と重合形態,重合の素反応,重合の速度論
  3-2)ラジカル共重合(2回):
       共重合の種類,共重合の速度論,単量体反応性比と
       共重合体組成,Q- eの概念
  3-3)イオン重合(2回):
       アニオン重合,カチオン重合
4)重合反応の規制(1回)
5)逐次反応による高分子合成(1回)
6)高分子の反応(1回)
7)新しいプラスチックス(1回)
また、適当な時期に達成度確認授業内試験(1回)を行う。

講義ノートを中心として前回までの授業の復習をして授業に臨むこと。
教科書
1. 基礎高分子科学 高分子学会 編 東京化学同人 2006
参考書
1. 高分子化学(第5版) 村橋俊介 他編著 共立出版 2007
成績評価方法
学期末に行う試験に加えて,レポートや出席などの状況を加味して行う。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
701020
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科有機化学系講義科目(選択科目B群) 講義ノートを中心として前回までの授業の復習をして授業に臨むこと。
更新日付 2012/05/15 11:09:38