講義コード 3309700
開設科目名 化学基礎実験1
担当教員 三方 裕司
高島 弘
中村 伊都子
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期後半 木曜日 5・6時限 化学第一学生実験室
後期後半 木曜日 7・8時限 化学第一学生実験室
後期後半 木曜日 9時限 化学第一学生実験室
授業方法 実験
対象学生 1回生
単位数 1
週時間 5



授業の概要
化学科に入学して初めて行う化学実験として,無機化学および有機化学の基本的な実験とコンピュータ実習を行う。これらを通して化学実験における基本的な実験器具の名称や使用方法を理解し,実験およびコンピュータ操作の基本が身につく内容となっている。本実験では少人数教育の環境下で各担当教員のきめ細かな指導のもとで各実験・演習を行う。
学習・教育目標
無機および有機定性実験を通して,実験器具の名称や使用方法を学び,化合物の分離,定性,確認の基本操作を習得する。コンピュータ実習では,コンピュータの基本操作とレポートの作成法を理解する。
キーワード
無機定性分析,有機定性分析,コンピュータ実習,基本操作,レポート作成法
授業計画
本実験では,受講生が3つのグループに分かれ,少人数教育のもとで,以下の項目について実験を行う。

第1回 講義(ガイダンス・安全教育)
第2-7回
1)無機定性分析実験(中村担当,2回)
 Ag+, Pb2+, Cu2+ , Fe3+ 等の金属イオンを分離・定性し,化学実験の基本操作を習得する。
2)有機定性分析実験(三方担当,2回)
 呈色反応・沈殿生成による特定有機化合物の確認方法とその簡単な分離・精製等を通じて有機実験に必要な基本操作を学ぶ。
3)コンピュータ実習1(コンピュータの基本操作とレポート作成)(高島担当,2回)
 ファイルの作成や編集,グラフの作成等を題材としてコンピュータの基本操作とレポートの作成方法を学ぶ。
第8回 講義(レポート総括)

実験を行う前に化学実験テキストを熟読し,実験内容,実験操作,試薬の性質,器具の取扱い等について十分に理解しておくこと。
教科書
1. 「化学実験テキスト」 奈良女子大学理学部化学科編集
参考書
1. 「第7版 実験を安全に行うために」,「第3版 続実験を安全に行うために」 化学同人編集部 編 化学同人 2006
2. 「改訂 化学のレポートと論文の書き方」 小川 雅彌 他 監修 化学同人 1999
3. 「安全の手引き」 奈良女子大学理学部編
成績評価方法
出席状況,実験態度,各実験課題に対するレポートで評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
0100
※成績評価割合の
教員独自項目
出席状況,実験態度,各実験の課題に対するレポートの総合評価
備考
化学科実験系科目(必修科目)。化学基礎実験1の受講生は,化学実験法を受講している必要がある。化学科コンピューターラボの利用には,コンピュータ実習1を受講していることが必須である。本科目の受講に際しては,白衣,保護眼鏡の着用と学生安全保険の加入が義務付けられている。実験を行う前に化学実験テキストを熟読し,実験内容,実験操作,試薬の性質,器具の取扱い等について十分に理解しておくこと。責任教員(三方)
更新日付 2012/05/15 11:09:34