講義コード 3309500
開設科目名 遷移元素の化学
担当教員 梶原 孝志
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期 月曜日 7・8時限 A201
授業方法 講義
対象学生 2回生
単位数 2
週時間 2



授業の概要
無機化学の基礎的知識の学習の一環として,遷移元素の系統的な性質を概観するとともに,d金属錯体についての入門的講義を行う。金属元素は元素の中で最も種類に富み,それらが持つ様々な性質は研究対象として興味深い。本講義では,3族-11族の遷移金属に12族を加えたdブロックの金属単体や化合物,及びfブロック元素について,その性質や特徴について解説する。
学習・教育目標
遷移金属元素,12族元素,希土類元素,アクチノイド元素の基礎的事項を学習し,無機化学の主要な分野である金属錯体の立体構造,電子構造,配位結合などの基本的性質を理解することを目標にする。
キーワード
遷移元素,12族元素, dブロック元素,金属錯体,配位結合,fブロック元素
授業計画
第1回 ガイダンス,遷移元素とは
第2回 遷移元素の特徴,d電子の特徴
第3回 金属錯体の定義
第4回 配位結合1
第5回 結晶場理論の基礎1
第6回 錯体の磁性
第7回 配位結合2
第8回 配位結合3
第9回 結晶場理論の基礎2
第10回 錯体の立体化学1
第11回 錯体の立体化学2
第12回 錯体の色と電子吸収スペクトル
第13回 金属-金属結合
第14回 fブロック元素1
第15回 fブロック元素2
第16回 試験
※毎回授業の途中に前回の授業内容について小テストを行うので,しっかり復習をしておくこと.
教科書
1. 「無機化学」第4版,(上巻)8章 シュライバー・アトキンス 東京化学同人 2008
2. 「無機化学」第4版,(下巻)18章,19章 シュライバー・アトキンス 東京化学同人 2008
3. 授業開始時に資料を配布する
参考書
1. 元素111の新知識 第2版 桜井弘 編 講談社 ブルーバックス
2. 無機化学―その現代的アプローチ― 平尾一之・田中勝久・中平敦 東京化学同人
成績評価方法
毎回行う小テストと定期試験及びレポートなど総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
7015510
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科無機化学系講義科目(選択科目A群).研究室:新B棟3階1306室(梶原(孝)).質問は逐次受け付ける.
※配布資料を参考に講義の予習,復習を行なっておくこと.
更新日付 2012/05/15 11:09:34