講義コード 3308360
開設科目名 化学のための物理Ⅱ
担当教員 衣川 健一
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期 火曜日 3・4時限 G101
授業方法 講義
対象学生 1回生
単位数 2
週時間 2



授業の概要
化学は「電子」の学問といっても過言ではない。電子は電気を帯び、波動の性質を持つことを高学年になって「量子力学」の理論で学んでいくことになるが、本科目ではその準備として(1)「振動」「波動」、(2)電気の性質についての学問「電磁気学」の初歩、の2点について学ぶ。
学習・教育目標
「波動・振動」について本質的に理解できるようになる。「クーロンの法則」と静電気の性質を学び、原子の模型についての理解を深める。さらに電磁波の基本的な性質について簡単に理解する。
キーワード
波動・振動、波動方程式、定常波、クーロンの法則、静電気、原子模型、電磁波
授業計画
(1)古典力学の簡単な復習(ニュートンの方程式、エネルギー、力、加速度、速度、位置)
(2)単振動~その1
(3)単振動~その2
(4)単振動の重ね合わせ
(5)基準振動
(6)波とは何か?~直感的な話
(7)波とは何か?~より正確に記述してみよう(数式を使った表現)
(8)波の重ね合わせと干渉~その1
(9)波の重ね合わせと干渉~その2
(10)定常波・波動方程式について
(11)静電気とクーロンの法則
(12)クーロンの法則(続き)
(13)原子の模型について
(14)原子の中の電子について新しい考え方~量子力学へのいざない
(15)電磁波とは
教科書
1. 振動・波動(講談社基礎物理学シリーズ2) 長谷川修司 講談社 2009
2. 電磁気学(Ⅰ)(裳華房フィジクスライブラリー) 原康男 裳華房 2001
参考書
1. 親切な物理(上) 渡辺久夫 ブッキング 2003
2. 同上  (下) 同上 同上 同上
成績評価方法
筆記試験を重視する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
95
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科必修科目。講義に出席するだけでなく、必ず講義の内容を復習、自習(式の導出を全部自分でやり直してみること。さらに教科書・参考書・図書館蔵書を参照して意味を理解しようと反復して考え、努めること)を行い、参考書の練習問題も解くこと。丸暗記は避け、時間を惜しまず自習すること。
更新日付 2012/05/15 11:09:33