講義コード 3313100
開設科目名 基礎有機化学通論Ⅱ
担当教員 浦 康之
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期集中 その他 その他 その他
授業方法 講義
対象学生 3年次編入生
単位数 2.0
週時間 (30)



授業の概要
有機化学系の専門科目の受講に支障が出ないように、有機化学の基礎知識を修得させることを目的としている。そのため、有機化学2に準じた講義内容となる。有機化学の基礎知識と、有機化合物の基本骨格を構成する飽和炭化水素(アルカン)の構造、性質と反応を主に扱う「基礎有機化学通論Ⅰ」に続いて、官能基を有する有機化合物であるハロアルカン、アルコール、エーテルを取り上げ、それらの物性や反応性について解説する。さらに、不飽和炭化水素(アルケン、アルキン)の構造、性質と反応について講義する。
学習・教育目標
基礎有機化学通論Ⅰに引き続き、有機化学を理解することができるようになるための基礎的な知識、および考え方(電子の流れ)を修得する。前期に履修する基礎有機化学通論Ⅰ、有機化学3、および有機化学4を履修することにより基礎的な有機化学全般を体系的に学習することができる。
キーワード
ハロアルカン、アルコール、エーテル、アルケン、アルキン、求核置換反応、脱離反応、求電子付加反応、有機電子論
授業計画
第1回 ガイダンス及び基礎有機化学通論Ⅰの復習
第2回 ハロアルカンⅠ:構造、性質、求核置換反応
第3回 ハロアルカンⅡ:2分子求核置換反応(SN2 反応)
第4回 ハロアルカンⅢ:1分子求核置換反応(SN1 反応)
第5回 ハロアルカンⅣ:脱離反応(E1、E2 反応)
第6回 アルコールⅠ:構造、性質、合成
第7回 アルコールⅡ:酸・塩基との反応、エステルへの変換
第8回 中間試験、エーテル:構造、性質、合成、反応
第9回 アルケンⅠ:構造、性質、合成
第10回 アルケンⅡ:水素化反応、求電子付加反応
第11回 アルケンⅢ:ヒドロホウ素化、シクロプロパン・エポキシドの合成、ジヒドロキシ化
第12回 アルケンⅣ:オゾン分解、ラジカル付加反応、オリゴマー化・重合
第13回 アルキンⅠ:構造、性質、合成
第14回 アルキンⅡ:還元、求電子付加反応、逆Markovnikov 付加反応
第15回 期末試験
教科書
1. 第4版 ボルハルト・ショアー現代有機化学(上巻) K. P. C. Vollhardt, N. E. Schore, 化学同人 2004
参考書
1. 講義中に適宜紹介する。
成績評価方法
出席状況、筆記試験及びレポート等を総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
701515
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科特設科目 履修に当たっては、化学科学科長及び教務担当教員の承諾が必要である。
更新日付 2009/12/18 17:48:36