講義コード 3312000
開設科目名 機器分析法1
担当教員 高島 弘
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 後期 火曜日 1・2時限 A201
授業方法 講義
対象学生 2回生
単位数 2.0
週時間 2



授業の概要
物質を探求する手段や目的によって分析化学を分類すると、主に化学反応を利用する化学分析に対し、計測機器を利用するものを機器分析という。また、機器分析は、化学分析に比べ、1)迅速、2)高感度、3)高選択、4)自動あるいは連続分析、5)直接測定、6)非破壊などの特徴がある。本講義では、(1)分光分析法、(2)電気化学分析法、(3)クロマトグラフィーの3種類の機器分析法について、その基礎理論と新しい分析手法について述べる。
学習・教育目標
講述される各分析法において、利用されている化学的あるいは物理的性質と分析法との関連、用いる機器の構造と動作原理、測定原理と基づいている理論を理解する。また、各分析法の利点と欠点ならびに実際の分析における注意点を知る。さらに、これらの分析方法により得られたデータを利用して、定量分析、定性分析、化合物の物性評価、構造解析ができるようになる。
キーワード
可視紫外吸収、赤外吸収、発光分析、原子吸光、電位差分析、ボルタンメトリー、伝導度分析、カラムクロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー
授業計画
第1回  ガイダンス・機器分析法1の概要
  1)分光分析法
第2回  紫外可視吸収              
第3回  発光分光法
第4回  赤外分光法           
第5回  原子吸光法           
  2)電気化学分析法
第6回  電位差分析法
第7回  ボルタンメトリー
第8回  伝導度分析法
第9回  中間試験
  3)クロマトグラフィー
第10回 クロマトグラフィーの基礎理論
第11回 カラムクロマトグラフィー
第12回 液体クロマトグラフィー
第13回 ガスクロマトグラフィー  
第14回 まとめと演習
第15回 期末試験
教科書
1. 第2版 機器分析のてびき 第1 集-第3 集,データ編 泉 他 監修 化学同人 1996 978-4-7598-0291-7
2. プリント使用
参考書
1. 入門機器分析化学 庄野・脇田 編著 三共出版 1988 4-7827-0229-9
2. 電気化学測定マニュアル 基礎編 電気化学会 編 丸善 2002 978-4-621-07026-0
成績評価方法
出席状況と筆記試験及びレポートなど総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
701020
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科共通系講義科目(選択科目A群)。
更新日付 2009/12/16 14:38:07