講義コード 3311000
開設科目名 材料科学
担当教員 梶原 篤
教員所属 非常勤講師
開講期・曜日・時限・教室 後期 火曜日 1・2時限 化学講義室
授業方法 講義
対象学生 4回生(3回生も可)
単位数 2.0
週時間 2



授業の概要
 皆さんの身の回りのプラスチック,繊維,ゴム,フィルムなどから宇宙・航空材料や電気・電子材料に至るまで様々な分野で幅広く使用されて現代生活をより豊かなものにしている高分子材料の構造や性質を学ぶのが本講義の目的です。現代の生活に不可欠な高分子化合物の正体を化学の目で解き明かします。どのような材料がどのような考え方をもとに合成され,使われているのかという考え方を重視して講義をします。また,この分野は大変進歩が早く,次々と新しい材料が報告されています。それら,最新の進歩についても触れます。
学習・教育目標
 材料科学は化学,物理学,生物学などの複合領域です。無機化学,物理化学,分析化学,力学,電磁気学等も積極的に学び,理解を深める。歴史的な開発の経緯や科学者の努力を理解し,材料と人間生活との係わり合いなどについて自分の頭で考えられるようになる。
キーワード
 材料,高分子,化学と生活
授業計画
第1回 身の回りの高分子材料1:暮らしを彩る材料
第2回 身の回りの高分子材料2:生活を豊かにする高分子材料
第3回 汎用樹脂:金属など従来の材料に取って代わる
第4回 繊維:4大繊維と合成繊維
第5回 可塑性と熱硬化性:加熱すると軟らかくなる樹脂,固まる樹脂
第6回 ゴム・天然高分子:天然ゴム,合成ゴム,たんぱく質など
第7回 接着剤:何でもくっつける
第8回 フィルム・塗料:古くて新しい塗料の世界
第9回 電気・電子・磁気材料:電導性高分子,高分子磁性体
第10回 光機能材料:光ファイバー,光ディスク,液晶高分子,情報産業の必需品
第11回 人工臓器・生医学材料:サイボーグ(人造人間)への道
第12回 航空宇宙材料(耐熱・難燃):熱にも炎にも強い
第13回 地球環境問題と高分子材料:使った高分子をどう処理するか?
第14回 新しい機能材料:最近の進歩
第15回 試験
教科書
1. 特に指定しないが,例えば
2. 入門高分子材料 高分子学会編 共立出版 1997
参考書
1. 創造は天才だけのものか 高松秀機 化学同人 1997
成績評価方法
期末試験(50%),小テスト・レポート(30%),出席状況および授業態度(20%)程度の割合で,総合的に評価を行います。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
502010515
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科無機化学系講義科目(応用選択科目) 連絡先:化学科担当教員 塚原
更新日付 2009/12/11 17:38:33