講義コード 3308900
開設科目名 有機化学3
担当教員 三方 裕司
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 前期 火曜日 3・4時限 A201
授業方法 講義
対象学生 3回生
単位数 2.0
週時間 2



授業の概要
この講義では,カルボニル基への求核反応及びカルボアニオンの関係する炭素-炭素結合の生成反応を主要なテーマとして講義する。また有機化学において重要な化合物であるカルボン酸誘導体,アミン類の物性と反応性について講義し,さらに電子不足原子上への転位反応について有機電子論に基づいて説明する。
学習・教育目標
カルボニル基および含窒素化合物の反応を理解する。
キーワード
カルボニル基,アルデヒド,ケトン,カルボン酸,エステル,アミド,カルボアニオン
授業計画
第1回 ガイダンス・アルデヒドとケトンI. 構造と物性・合成法
第2回 アルデヒドとケトンII. 求核付加反応
第3回 アルデヒドとケトンIII.  Wittig反応とBaeyer-Villiger酸化
第4回 エノール・エノラートとアルドール縮合I.  α水素の酸性度・ケト-エノール平衡
第5回 エノール・エノラートとアルドール縮合II.  アルドール縮合
第6回 エノール・エノラートとアルドール縮合III.  共役付加反応
第7回 カルボン酸とカルボン酸誘導体I. 構造と物性・合成法・反応・酸性度
第8回 カルボン酸とカルボン酸誘導体II. 酸塩化物・酸無水物の構造と物性・合成法・反応
第9回 カルボン酸とカルボン酸誘導体III.  アミド・エステルの構造と物性・合成法・反応
第10回 アミンI. 構造と物性・塩基性度
第11回 アミンII. 合成法
第12回 アミンIII.  Hofmann脱離とMannich反応
第13回 エステルエノラートとClaisen縮合I. Claisen縮合
第14回 エステルエノラートとClaisen縮合II. β-ジカルボニルアニオンとMichael付加
第15回 試験
教科書
1. 「現代有機化学」(第4版)(下) ボルハルト・ショアー 化学同人
参考書
成績評価方法
期末試験によって評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
90000010
※成績評価割合の
教員独自項目
備考
化学科有機化学系講義科目(選択科目A群)
更新日付 2009/12/19 14:13:48