講義コード 7332200
開設科目名 無機合成化学
科目群名
専攻 化学
コース
担当教員 酒井 健
宮武 智弘
教員所属 非常勤講師
開講期・曜日・時限・教室 後期集中 その他 その他
授業方法 講義
対象学生 1年次以上
単位数 1.0
週時間 (15)



授業の概要
宮武:太陽光エネルギーを有効利用できる光合成の仕組みを概説し、その中で特に重要な役割を果たすクロロフィル分子に焦点をあてて、その構造や光化学的性質について解説する。また、クロロフィル類似の色素分子を利用して人工光合成系を構築する取り組みについても紹介する。
酒井:次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーの人工光合成の最先端について解説する。また,天然の光合成につて触れると同時に、金属錯体または半導体固体触媒を用いた水の可視光分解反応の研究に関し、その現状と問題点について解説する。
学習・教育目標
宮武:生体の光合成におけるクロロフィルなどの色素分子の役割を知り、これらの色素分子の構造と性質が、生体機能の発現にどのように関わっているかを理解する。
酒井:次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーの人工光合成における最先端の研究内容について理解する。
キーワード
宮武:光合成、エネルギー変換、生体分子、超分子化学、光化学
酒井:水素エネルギー、人工光合成、超分子多核錯体、光触媒
授業計画
宮武:
(1)光合成とエネルギー
(2)光合成の仕組み
(3)クロロフィル分子の構造と性質
(4)光合成系におけるクロロフィル分子の役割
(5)人工光合成に向けての取り組み

酒井:
「水の可視光分解反応に基づく人工光合成」

本講義では、次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーの人工光合成の最先端について解説する。天然の光合成につて触れると同時に、金属錯体または半導体固体触媒を用いた水の可視光分解反応の研究に関し、その現状と問題点について解説すると同時に、講師の最新の研究成果について述べる。特に、トリス(2,2’-ビピリジン)ルテニウム(II)を光増感剤する超分子多核錯体の合成と光触媒機能評価に関する最先端について発表する。
教科書
1. プリント使用(宮武)
2. 指定なし(酒井)
参考書
1. 電子と生命―新しいバイオエナジェティックスの展開 垣谷俊昭、三室 守 編 共立出版 2000 4-320-05540-3
成績評価方法
宮武:授業参加60%、提出物等40%
酒井:授業参加60%、提出物等40%
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
00400060
※成績評価割合の
教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
備考
非常勤講師による集中講義
宮武智広・龍谷大学理工学部/連絡先:高島
酒井健・九州大学大学院理学研究科/連絡先:棚瀬・中島
更新日付 2009/12/15 11:52:13