講義コード 7331710
開設科目名 物性化学セミナーⅣ
科目群名
専攻 化学
コース
担当教員 太田 靖人
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 前期 木曜日 1・2時限 教員研究室
授業方法 演習
対象学生 1年次以上
単位数 2.0
週時間 2



授業の概要
現代物理化学では、分子分光、生物物理、固体物理、量子光学、量子統計力学など様々な分野で量子力学の概念が用いられる。本授業では、量子力学の基礎概念の考察や数学的手法に関する導出を通じて、物質の量子力学的性質の理解を深めることに重点を置く。 
学習・教育目標
数学的定式化を通じて量子力学の基礎概念の理解を深め、物理化学の諸現象を量子力学の言葉で考察することができるようになる。
キーワード
複素ベクトル空間、演算子、表示、調和振動子
授業計画
量子力学の基礎的概念および関連した数学的定式化について
演習問題の解説を織り交ぜながら輪講する。
第1回 シュテルン・ゲルラッハの実験
第2回 ケット、ブラおよび演算子
第3回 基底ケットと行列表現
第5回 測定、観測量および不確定関係
第6回 基底の変更
第7回 時間発展とシュレデディンガー方程式
第8回 シュレディンガー表示とハイゼンベルグ表示
第9回 調和振動子
第10回 シュレディンガーの波動方程式
第11回 プロパゲーターとファインマンの経路積分
第12回 回転および角運動量の交換関係
第13回 スピン1/2の系と有限回転
第14回 密度演算子ならびに純粋アンサンブルと混合アンサンブル
第15回 角運動量の固有値と固有状態
教科書
1. 「現代の量子力学 (上)」 J. J. サクライ 吉岡書店
参考書
1. 講義中に紹介する
成績評価方法
授業への参加度とレポートなどを総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
02080
※成績評価割合の
教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
居室(C棟3階)に直接来室されたい
備考
更新日付 2009/12/28 10:38:52