授業の概要 | 分子集合体としてのコロイド溶液がいかに形成されるかを,溶液論を基礎にして話する。溶液や超分子を理解する基本となる分子間力の話から始めて,疎水性相互作用,溶解度,ミセル・マイクロエマルション形成,NMRのコロイド系への適用などの基礎的な話が主体となる。その後,液晶,ガラス状態,イオン液体のような液相と固相の間の分子集合系中間相のトピックスを取り上げて講義する。 | |
学習・教育目標 | 伝統的なコロイド化学の分野は今や,ナノ科学と呼ばれ,最先端の分野として注目されている。溶液から固体にまたがる分子集合系の分子論的な理解を目標とする。 | |
キーワード | |
授業計画 | 授業計画: 第1回 ガイダンス, 第2回 分子間力について 第3回 溶液の動的性質 第4回 塩と油の水への溶解度 第5回 疎水性水和 第6回 疎水性相互作用とミセル形成 第7回 マイクロエマルションと液晶の形成 第8回 NMRによる分子の動的性質の研究 第9回 NMRによるコロイド系の研究 第10回 アモルファス・ガラス状態の世界 第11回 金属ナノ粒子の創成 第12回 イオン液体の話 第13~15回 最近の研究:トピックスとまとめ | |
教科書 | |
参考書 | 1. | イスラエラチヴィリ「分子間力と表面力」(第2版)朝倉書店 | |
成績評価方法 | 出席点・授業への参加度と課題に対するレポート提出で採点する。
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成績評価割合 (%) | 定期試験(中間・期末試験) | 小テスト・授業内レポート | 宿題・授業外レポート | 授業態度・授業への参加度 | 受講者の発表(プレゼン) | 出 席 | 教員独自項目※ | 0 | | 50 | 10 | | 40 | | |
※成績評価割合の 教員独自項目 | |
他専攻(複合コース等) の学生の問い合わせ方法 | |
備考 | |
更新日付 | 2009/12/15 10:39:11 |