講義コード 7335200
開設科目名 基幹化学概論
科目群名 (新)専門群
専攻 化学
コース
担当教員 飯田 雅康
浦 康之
太田 靖人
片岡 靖隆
衣川 健一
中澤 隆
博士前期化学専攻共通
三方 裕司
吉村 倫一
教員所属 理学部
開講期・曜日・時限・教室 前期集中 その他 その他
授業方法 講義
対象学生 1年次以上
単位数 2
週時間 (30)



授業の概要
原子や分子およびそれらの集合体としての物質が自然や社会で果たす役割に関連して,各教員の専門分野に応じて,種々の物質の反応性,構造,物性について解説する。また,最近のトピックスについても紹介する。
学習・教育目標
幅広く化学の知識を習得し,ミクロな立場から物質への理解を深める化学的な見方を身につけるとともに,化学の自然科学の中での位置・役割を理解する。
キーワード
中間相,不斉合成,界面活性剤,有機・生体分子構造解析,分子集団物理化学,生体機能分子,遷移金属錯体,化学反応理論
授業計画
第1-2回:液晶,マイクロエマルション,ガラス状態,イオン液体,超臨界などの,中間相あるいは中間状態の化学について解説する。(飯田)
第3-4回:遷移金属錯体を利用した有機合成反応のうち特に不斉合成に焦点をあて概説する。(片岡)
第5-6回:液体・固体・クラスターのような分子集団の物理化学的性質とそれらの系の理論的・計算科学的スキームの概要を講述する。(衣川)
第7-8回:有機化合物の構造を解析するための分光学的方法とその原理について講義する。生体高分子の立体構造解析例にも触れる。(中澤)
第9-10回:生理活性を発揮する分子および生体機能を解明するツールとして用いられる分子について解説する。(三方)
第11-12回:界面活性剤の特性,分子構造と物理化学的性質の関係,水溶液中での自己組織化について概説する。(吉村)
第13-14回:有機遷移金属錯体の基本的な構造と反応性,錯体を用いる触媒反応について概説する。(浦)
第15回:化学反応理論について概説し,量子化学に基づいた計算手法の応用例を紹介する。(太田)
教科書
1. プリント配布
参考書
1. 各教員が授業中に適宜紹介する。
成績評価方法
講義への出席状況や取り組み方,および課題に対するレポート提出を基に採点する。
成績評価割合
(%)
定期試験(中間・期末試験)小テスト・授業内レポート宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン) 
出 席
 
教員独自項目※
004060000
※成績評価割合の
教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
責任教員(飯田)の居室C棟3階C312号室に来ること。
メールで問い合わせる場合はiida@cc.nara-wu.ac.jp 宛て
備考
化学専攻以外の学生を対象にする。
化学専攻基幹化学コースに所属する教員(8名)によるオムニバス方式の講義である。講義を行う場所は,各教員により異なるのであらかじめ連絡を取ること。
更新日付 2012/12/15 11:39:57