授業の概要 | 前半は時間に依存しない摂動論に重点を置き、その基礎理論の導出から応用までを説明する。 後半は時間に依存したシュレディンガー方程式に基づいた理論に重点を置き、物質と電磁波の相互作用に関する量子力学的取扱いについて説明する。 | |
学習・教育目標 | 摂動論が化学においてどのように応用されるか理解する。また,物質と電磁波の相互作用に関する量子力学的な記述を習得し,電磁波のエネルギーを吸収した分子がどのような遷移過程を経るのかを理解する。 | |
キーワード | 時間に依存しない摂動論、時間依存シュレディンガー方程式、時間に依存した摂動論、 フェルミの黄金則、無放射遷移 | |
授業計画 | 第1回:量子力学基礎概念の復習 第2回:縮退のない系の一次の摂動論 第3回:井戸型モデルでの解法 第4回: ヘテロ原子を含むπ電子系への応用 第5回: ヒュッケルモデルでの解法 第6回:有機化合物の環化反応への応用 第7回: 調和振動子モデルへの応用 第8回: 2次の摂動論 第9回: ディラックのブラケット表記 第10回:二準位系の時間に依存した振る舞い 第11回:多準位系の時間に依存した振る舞い 第12回:フェルミの黄金則 第13回:寿命とエネルギー不確定性 第14回:無放射遷移 第15回:分光学への時間依存法 期末試験 | |
教科書 | |
参考書 | |
成績評価方法 | 期末試験、小テスト、授業への参加度を総合的に評価する。 | |
成績評価割合 (%) | 定期試験(中間・期末試験) | 小テスト・授業内レポート | 宿題・授業外レポート | 授業態度・授業への参加度 | 受講者の発表(プレゼン) | 出 席 | 教員独自項目※ | 35 | 35 | | 30 | | | | |
※成績評価割合の 教員独自項目 | |
他専攻(複合コース等) の学生の問い合わせ方法 | |
備考 | |
更新日付 | 2012/12/18 11:18:56 |