講義コード7336300
開設科目名無機化学外国語特論Ⅱ
科目群名(新)専門群
専攻化学
コース
担当教員高島 弘
教員所属理学部
開講期・曜日・時限・教室後期集中 その他 その他 その他
授業方法講義
対象学生留学生
単位数2
週時間(30)


授業概要
本講義では、光と分子の関わりにより生じる化学現象について解説する。光吸収により励起状態にある分子は、その基底状態から電子受容性・供与性を著しく増大させるだけでなく、発光、結合解離、構造異性化など様々な化学・反応特性を示すことが知られている。この様な分子は光機能分子として扱うことができ、本講義では前半で光物理・化学過程における基本事項を解説し、後半でこれらの過程に関わる幾つかの光機能分子の性質とメカニズムを紹介する。
学習・教育目標
光と物質の相互作用の概念、光反応の物理的・化学的意味を理解する。また、分子の光励起状態からの反応過程やダイナミックスに関する学習を通じて、通常の熱反応とは大きく異なる光反応の実験手法について実践的な知識を身につける。最近報告された原著論文を紹介しながら講義することにより、国内外の研究に関する知識を習得する。
キーワード
光反応機構、電子・エネルギー移動、発光、生体分子
授業計画
第1回-第10回
I.光物理・化学過程
1)ガイダンス
 事前学習:光、電子、分子の励起状態について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
2)分子と光の相互作用
(光子吸収、電子励起状態、電子遷移と選択則)
 事前学習:光と分子の相互作用について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
3)光励起状態分子の動的挙動
(項間交差、内部変換、放射過程、多光子励起)
 事前学習:励起状態からの放射過程について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
4)光活性種生成および光増感反応
 事前学習:光増感分子について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
5)励起エネルギー移動反応
 事前学習:エネルギー移動反応について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
6)電子移動反応の基礎理論
 事前学習:電子移動反応について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
7)光誘起電子移動反応
 事前学習:光電子移動反応について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
8)電荷移動錯体と励起錯体
 事前学習:光励起分子の相互作用について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
9)レーザーの種類と原理
 事前学習:光励起光源について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
10)パルス励起光による高速分光法
 事前学習:時間分解分光測定について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
第11回-第15回
II.光機能分子の反応メカニズム
1)主な発光性分子とそれらの原理
 事前学習:発光性分子について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
2)光エネルギー変換反応
 事前学習:光合成やエネルギー変換反応について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
3)生体内光反応
 事前学習:生体内電子移動について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
4)生体分子ラベル化と光反応
 事前学習:蛋白質ラベル化反応について予習すること。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
5)まとめ
事前学習:これまでの授業内容を復習しておくこと。
 事後学習:配布したプリントを復習すること。
教科書
No書籍名著者出版社出版年ISBN
1.『プリント配布』
参考書
No書籍名著者名出版社出版年ISBN
1.『Principles of Molecular Photochemistry An Introduction』Nicholas J. TurroUniversity Science Books978-1-891389-57-3
成績評価
の方法
出席および講義への取り組み状況、講義内容に関連したレポートにより総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(期末試験)授業内試験等宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン)
出席
教員独自項目※
0070100200
※成績評価
割合の教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
メールで連絡(hiroshi@cc.nara-wu.ac.jp)、あるいはオフィスアワーに訪ねること(C棟2階C226室)。
備考
本特論は,日本語による講義を理解することが困難である化学専攻に在籍している外国人学生のために特別に開講する科目である。講義は英語で行われる。当該学生は,奈良女子大学大学院人間文化研究科規程別表1に記載されている化学専攻専門科目のうち,「光機能分子化学」と同じ内容の講義が行われる。本科目受講希望者は,事前に化学専攻長に申し出ること。
更新日付2014/12/26 15:42:43