講義コード7333430
開設科目名機能性無機錯体化学Ⅰ
科目群名(新)専門群
専攻化学
コース
担当教員梶原 孝志
教員所属理学部
開講期・曜日・時限・教室前期 月曜日 7・8時限 B1208
授業方法講義
対象学生1年次以上
単位数2
週時間2


授業概要
金属錯体の特徴的な物性として磁性、電気伝導性、光物性の三つがあげられる。磁性と電気伝導性はともに電子に由来する物性であり、前者が局在スピンに由来する物性であるのに対し、後者は遍歴電子に由来する物性である。複数の金属イオンを含む錯体において、これらの物性は磁気的な相互作用や電気伝導性という形で観測される。金属イオン間に働く相互作用を磁気化学的あるいは電気化学的な側面より理解するための基礎的な概念を身に着け、それらを観測するための方法論について習得する。
学習・教育目標
集積型金属錯体の磁気化学、電気化学について基礎を習得するとともに,最新の分子物性の動向について理解する。
キーワード
磁気的相互作用、磁化率、分子磁性、サイクリックボルタンメトリ、混合原子価
授業計画
1:序、金属イオン間に働く相互作用 a)
2:磁性の基礎1 a,b)
3:磁性の基礎2 a,b)
4:電子構造と磁性 a,c)
5:磁性の温度依存性1 神戸モデル,二核の式の導出 d),e)
6:磁性の温度依存性2 複雑な系の式の導出 a,d)
7:磁性の温度依存性3 スピンクロスオーバー a,d)
9:分子磁性体 f)
10:電気伝導の基礎1 a,g)
11:電気伝導の基礎2 a,g)
12:混合原子価の化学1 混合原子価状態の分類 a)
13:混合原子価の化学2 分光学的特徴、電気化学的特徴 a)
14:混合原子価の化学3 均化反応と均化定数 a)
15:多重機能性錯体 h)

※最新の研究成果を理解するたの基礎となる項目を多数含むため,前回の講義内容をきちんと復讐して講義に臨むことが必要である。また、学部授業において学んだ電子構造、磁性、電気伝導性などの基礎的な事項について事前に復習しておくことが必要である。

a)資料を配布するので、配布資料を参考に授業内容を復習し理解しておくこと。
b)磁性の基礎的な概念について復習しておくこと。
c)原子における電子構造、項などについて復習しておくこと。
d)式の導出について自分で確認し、磁化率などを算出できるようにしておくこと。
e)レポートを課すので、式の導出に精通しておくこと。
f)分子磁性の最新の研究について理解するとともに、これまでの磁性に関する事項を復習しておくこと。
g)電気伝導性の基礎的な概念について復習しておくこと。
h)磁性、電気伝導性について講義内容を復習しておくこと。
教科書
No書籍名著者出版社出版年ISBN
1.『必要に応じて資料を配布する.』
参考書
No書籍名著者名出版社出版年ISBN
1.『朝倉化学大系9「磁性の化学」』大川尚志朝倉書店978-4254146394
2.『季刊化学総説3 珍しい原子価状態』日本化学会編学術出版センター978-4-7622-2570-3
成績評価
の方法
講義の途中で行う小テスト,レポートおよび出席状況を総合的に評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(期末試験)授業内試験等宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン)
出席
教員独自項目※
0106000300
※成績評価
割合の教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
備考
研究室:新B棟3階1306室(梶原(孝)).質問は逐次受け付ける.
更新日付2015/01/07 22:25:13