講義コード7332640
開設科目名ソフトマター化学特論Ⅰ
科目群名(新)専門群
専攻化学
コース
担当教員手塚 育志
松岡 秀樹
教員所属非常勤講師
開講期・曜日・時限・教室前期集中 その他 その他 その他
授業方法講義
対象学生1年次以上
単位数1
週時間(15)


授業概要
(手塚)高分子の「かたち(トポロジー)」には限りない自由度がある。直線状(これまでのほとんどの合成高分子)だけでなく,分岐状や環状・ 多環状の構造を自在に設計し,さらにこれらを組み合わせた高分子トポロジーを効率的に合成する,高分子トポロジー化学が進展している。この講義では,「かたち」から始める高分子設計=高分子トポロジー化学=の基礎と応用について解説する。 (松岡)表面張力・接触角など高分子表面・界面に特徴的な諸物性について講述する.また,両親媒性高分子の界面活性など分子特性や自己組織化挙動,ミセルや単分子膜,および高分子ブラシのナノ構造転移について,低分子界面活性剤との類似点・相違点を中心に解説する。さらには,ミセルのナノ構造解析に有効な小角散乱法の基礎と応用について詳述するとともに,刺激に応答する高分子自己組織体に関する最新の研究動向を紹介する。
学習・教育目標
(手塚)高分子化合物の様々な「かたち」の特性をトポロジー(やわらかい幾何学)の視点から考察し,ユークリッド(かたい幾何学)的な低分子の有機化学と対比させて理解する。さらに,高分子化合物の様々な「かたち」を設計・合成する方法論と「かたち」に基づく高分子材料設計に関する最近の研究について理解を深める。      (松岡)高分子表面・界面の特性を理解し,またその界面活性やミセル・単分子膜など自己組織化挙動とそのナノ構造解析法を習得し,それらの低分子系との共通点・相違点を学ぶことにより,高分子の特性を活かした表面・界面機能材料創成の基礎を習得する。
キーワード
(手塚)高分子トポロジー化学,トポロジー幾何学,高分子トポロジー異性,自己組織化,単環状・多環状高分子,トポロジー効果,(松岡)高分子表面,高分子界面,表面張力,両親媒性高分子,高分子ミセル,高分子単分子膜,高分子ブラシ,自己組織化,小角散乱
授業計画
手塚:高分子トポロジー化学:基礎と応用
(1)高分子化学とトポロジー幾何学
(2)非線形高分子トポロジーの体系的分類
(3)高分子トポロジー異性
(4)自己組織化に基づく高分子トポロジー設計
(5)単環および多環トポロジー高分子の合成
(6)環状高分子のトポロジー効果

松岡:高分子の界面化学
(1)高分子とは
(2)高分子表面
(3)両親媒性高分子の特性
(4)両親媒性高分子の自己組織化(高分子ミセル・単分子膜・ブラシ)
(5)小角散乱法の基礎とミセル構造解析への応用
(6)両親媒性高分子の刺激応答性と機能化
教科書
No書籍名著者出版社出版年ISBN
1.『(手塚)特になし(講義内容に関連した資料を配布する。)』
2.『(松岡)特になし』
参考書
No書籍名著者名出版社出版年ISBN
1.『(手塚)Topological Polymer Chemistry: Progress of cyclic polymers in syntheses, properties and functions』Y. Tezuka Ed.World Scientific978-9814401272
2.『(松岡)特になし(適宜プリントを配布する)』
成績評価
の方法
出席状況,授業態度,レポートなどを総合して評価する。
成績評価割合
(%)
定期試験(期末試験)授業内試験等宿題・授業外レポート授業態度・授業への参加度受講者の発表(プレゼン)
出席
教員独自項目※
0401050
※成績評価
割合の教員独自項目
他専攻(複合コース等)
の学生の問い合わせ方法
各非常勤講師の連絡先となっている教員に問い合わせること
 岩井:iwai@cc.nara-wu.ac.jp
 吉村:yoshimura@cc.nara-wu.ac.jp
備考
非常勤講師による集中講義
 手塚 育志・東京工業大学大学院理工学研究科/連絡先:岩井 薫(内線3401)
 松岡 秀樹・京都大学大学院工学研究科/連絡先:吉村 倫一(内線3393)
更新日付2015/01/09 11:20:39